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2  ネット事情:その後

以下これまでのまとめと,変化など

2.1  筑波大学の研究室が音頭取っているVPNサーバ

これは昨年秋にはかなりおかしくなり,最後は使えない レベルになったと書いたが,結論から言うと現在も実用には ならない.当局の監視が徹底されたということだろうか.

このVPNの活動のため,ボランティアが運営するるVPNサーバが世界には 100以上はあるだろう(図参照).そのうちの数十のものを 日替わりで選んでそのURLを紹介している Webページ(M)があり,そのURLをメールで知ることができる ようになっている.

そのメールはメーリングリストに登録すると日に三度ほどメールが送られてくる. そこにはミラーサイトのWebページ(M)のURLが5つくらい載っているが, まずそのWebページへ繋がらない.繋げるにはVPNを かまさないとダメというジレンマに陥る. ただ全てがダメではなく,20ほど試した うちの1つは繋がったことがる.監視網にまだもれがあるということだろうか.

また,もし日本でVPNサーバ群の URLをあらかじめ手に入れていたら,その一つの VPNサーバVのURLをユーザが使って,禁断の地に接続できるはずで あるが,VPNサーバへの接続がまずできない.

これも昨秋まではできることが結構あったのだが... ただ現在も完全シャットアウト状態かというと,ドイツのサーバには 繋がったことがある. これも漏れがあるということだろう.   しかし,これもそのあとの接続はtime outで 実用にはならなかった.

2.2  ASg研究室でのGoogle map

  研究室ではPCを無線LANに接続し,同時に有線LANのケーブルにも 接続すると,Google mapは使えた,と以前書いた.どちらか一方だと 繋がらないが,両方つなぐとVPN無しで不思議に繋がったのだ. (有線だけだと–IHEPに未登録なので–, googleはおろか, どこにも繋がらず,IHEPでの登録が必要という画面が出る).

しかし,今回は成功しなかった.そもそもGoogleは中国全土で ご法度のはず,以前どうして繋がったのかが不思議なのだが.

2.3   LINE+VPNでの隠し技

LINEはご法度でこれもVPNが必要だが, VPNカマすと時間がかかって画像音声とも途切れ途切れになる. そこで繋がった後は即 VPN接続を切ると,スイスイと進む. この隠し技は今回も健在であった.YouTubeなどではこれは 効かないので,なぜLINEではOKなのかは不明.

2.4  検閲はここにも

5月9日の夕刻,Yahooニュースを見ていたら, 「日中韓首脳会談」についての読売新聞の記事 のページに飛び,そこには関連ニュースとして
”習政権の大誤算、強気の姿勢が招いた「中国離れ」“
の見出しが出ていた.これをクリックすると すぐにこんな画面になり 繋がらない.どうも臭い.

ためしにVPNかましてみると,すぐに このページが開いた(*)

確認のため数回VPNカマす,カマさないでやってみたが,確実に 魔手の仕業だと判定できた.Googleのように一律 接続できなくするのは人手はいらないだろうが,こういうには 単語だけで規制するわけにはいかないから,内容をある程度 判定しないとけいない.判定後は人手 無しでいけるだろうが, 最初はそうもいかないだろう.数万人いると言われる監視員を 動員しているのだろうか.AIである程度絞り込んでから 監視員動員,もうすべてAIでやっている,..いろいろ可能性はあるだろう.

(*)ニュース記事なので将来も保存されていると思うが,もし URLが非存在といったメッセージが出て来た場合に備えて, 最初の部分をPDFで保存しておいた

2.5  VPNのON/OFF

結局CISCOのanyconectが唯一の頼りなのだが,VPNのON/OFFで 神経疲れる.なにか繋がらないと単にネットが混んでいるだけなのか, 監視網に引っかかっているのか,など疑心暗鬼.VPNカマしたら 繋がったというと,ヤハリということになる.VPN繋ぎっぱなし だと,今度はどう見ても時間がかかり過ぎる.などなど,..

VPNカマしてやるとどうにも遅すぎる例はiPadでのソフトのアップデート だ.AppStoreからD.Lする時間がどう見ても体感10倍のレベル違う. おそらく,繋がるAppSotreが日本か中国かの違いがあるのだろうか. 検索はGoogleを使うのが世間の常識だろうが,これにはVPNが必要. その度ごとにVPN起動というのも面倒.そこで検索エンジンを 他に切り替えるが,なぜか,Yahooは遅すぎる. Bingといのはこれまで知らなかった.あまり気乗りのしないマイクロソ フトらしいが,これが結構速いことがわかった.

2.6  通販の良し悪し

ここ北京ではなんでも,どこでも通販,ネット購入. 若者も自分で飯を作るなどせず,スマホにかじりついて ネット注文の宅配で済ましてしまうので,自分で 料理ができる若者が激減とのことである.
土産ものを買うにもそうした波は押し寄せ,Webで検索しても 通販の記事は出てくるが,実物を見て触って買いたいと 思っても,店がどこにあるかなどはさっぱりわからないことに なる.

2.7  ランチョン・マット

実際,(女房が土産などにするというので)中華風のランチョン・マットな るものを買いたいと思ったが どうにもならない事態になった.
恥ずかしながら,ランチョン・マットなる単語も今回まで 聞いたこともなかった.Lucheonは午餐という字をあてるような すこし高級な食事や食事会をさすらしい.そのとき 皿などの下に敷く35cm×40cmくらいの布を さす和製英語とのことである.これのことを中国語で なんというのかわからずネット検索で苦労したが,「餐垫(can dian)」と書くというのが Chen君あたりに聞いてようやくわかった.
探し回って実際に売っている場所として唯一分かってのは,王府井の 通りに面し「サソリ街」(王府井小吃街) へ入るすぐ横にある店である. しかし,価格は目の玉飛び出る価格であった. 安いのがあるとすれば浅草風の店がならぶ,例の「花鳥魚虫」あたりだ ろうか.塑像公園に隣接する「魚虫」とその向かいの工芸品の店 (4.5節)当をたったが,ない

2.8  売っている店はない?

検索すれば 西洋風から,いかにも中華風のものまですぐに目に入る. クリックして注文というのが普通の筋だが,何日で届く とかはっきりしてないところもある.明日とかに届けるというのもある が,こちらの欲しい品物ではない.

そうこうしているうち,もう 帰国寸前になってしまった.すぐにも欲しいが,日数的に無理 のものばかりである.店がわかれば1時間かけて行ってもそのほうが 安全,早い.しかし,具体的な販売をする店を紹介している記事は どこにも見あらない.こちらの学生に聞いてもネットショップの 情報しか手に入らないということであった.

2.9  日本の通販:蘇州屋

結局日本ある通販サイトで,「蘇州屋」というのが, 蘇州の品物を 直輸入していて,その中にお目当ぴったりのモノがあることがわかった. 価格もメチャ安である.帰ってからゆっくり注文すればいいという ことになった.

今回の捜索で北京で実際に行ってみたら面白そうな場所もいくつかあったので 今度行った際にはぜひ覗いてみたい. 忘備録としてその地図を載せておこう. 国贸と一つ西の永安里には高級な大モールがあるらしい.狙い目は 10号線で国贸から3つ目の藩家园そばの藩家园旧货市场という 雑貨市(?)である.


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