Previous Up Next

11  銀行事情

科学院から支給される月給は「元」で銀行振り込みになるので,銀行口座 を開設しないといけない.といっても,自分一人ででできる訳はないので ZhangさんやLinさんに面倒見てもらう.銀行は中国工商銀行(ICBC)と いい,中国内ではかなりの大手で,玉泉路をはさんで宿舎の反対側に支店があ る.また,所内にある八百屋横のATMもICBCのものである.

宿舎の目の前のICBC. 北に向かうバス停も 同じく道路を挟んで目の前なので, 日本なら道路を渡ってしまうところだが,交差点の近くの 大きな道路では,頑丈な垣根がしてあり,信号のある ところまで行かないと渡れない.およそ400mほど遠回りに なる.北京市内の大きな通りはみなそうだ.そうしないと 大勢の人が渡り出して収集がつかなくなるかららしい.

11.1  「元」/「円」両替

 

空港に行くと,飛行機が横付けする建物のあちこちに 「ICBC中国工商銀行全球現金統一...」のような看板が目につく. 日本にもいくつか支店があり,池袋のは小生には ありがたい位置である.「全球現金統一..」の文言からすると, 北京であずけた「元」を日本で円に両替して下ろせるのではと, 想像したが,円はおろか,元でも引き出しはできないと 言われた.何か看板に偽りありの感じ.三菱UFJは北京に 支店があるが,これも元->円などの両替をやり,日本で 引き出すなどの便利な使い方はできないそうだ.両者とも 中国と日本では管理システムが異なるので,オンラインでは繋が ってない,というようなことであった.すると なんのための支店なのかという疑問が湧くのだが...

その後,東京支店のHPで判明したのは, カードはデビットカードになっており, UnionPay(銀聯)マークのある銀行のATMでなら,「元」を引き出せる, とある.ICBCは取り扱ってないが,三菱UFJなどでは扱い可能. とあった.しかし,さらに詳しくみると, ここ中国では現在カードはすべてIC カードであるが,日本で使うには磁気ストライプ(黒色)のついたもので なければいけない,ということであった.なんのことはない, 日本の方が遅れているのである.

中国ではICと磁気ストライプは 併用できるとのことだが,磁気ストライプを使うと,早くICに切り替えろ というメッセージがでるそうである.磁気ストライプもついたものに 換えることはできるそうだが,日本で「元」でおろして「円」に換えると, 絶対損だというのが黄さんの意見.こちらの銀行で元->円変換して 持って帰るのが良い,とのこと.この変換も素人にはできないが,なんとか なりそうだ.このあたり,どのように変換するのが一番得になるかは 大西さんが一番よく知っていると,言われた*. (*)北京空港と日本で調べたところ,元/円の両替レートはどちらもそう変わらない, が,こちらの銀行で円に両替して現金化した方が,1割ほど得らしい.

11.2  清水の舞台から...

日本では自分の預金通帳,カードなど,もろもろについて何も知らない身には デビットカードとかなんとか言われても,さっぱりわからん.大きな商店で はクレジットカードとしても使えるというので,最初に帰国する時に, 空港の土産屋で,「茅台」をカードで買ってみた.目の玉飛び出る価格 であったが,安いのはないとのことなので,清水の舞台から飛び降りた. 昔も買った記憶があるが,清水までの記憶はない.

日本に帰って,アマゾンあたりで同じ規格らしいものの値段をみてみたら,6万円 とか,7万円とかで売り出している人がいる.これなら,まあ安く変えたな と一安心.なんなら,毎回茅台買って帰って,オークションに出して, 一儲けしようか,とまで思えた.

しかし,再度北京に来てスーパーで同じ物らしき茅台の値段を見てみたら 一桁以上安い値段が書いてあるではないか. 空港では割高だろうが,まさか,一桁以上違うことはないだろう.なにが 違うのか,騙されたのか*. (*) その後調べたら,茅台は値段があってないようなものらしい. 本体よりも,ビンの値段などの方が高いのも当たり前.日本でも10万円 を超えるものがザラのようである.超市Bでも空港で買ったのと 同じようなのを,その6, 7割の値段で売っていたので,まあ空港の 値段なら妥当な感じがしてきた.黄さんの話では,100元などのは 偽物の可能性大.(スーパーで売ってるのでも?).

11.3  空港でのWiFi

空港の話が出て来たので,そこでのWiFi接続のことを書いておこう. 世界の色々な空港でフリーなWiFi接続を可能にしているところと そうでないところはいろいろのようである.ジュネーブ空港 では携帯電話を持っていればパスワードを携帯で受け取って可能という システムのようである(まったくフリーで繋がるという話も 聞いたことがあるが,やってみたがわからなかった).   携帯持たない原始人にはなんともいやらしいシステムだ. 日本でも同じようなシステムがあるようで, 日本訪問の外国人に 日本全国津々浦々Free WiFiのおもてなしができると 宣伝しているようであるが, 評判は極めて悪いようである.

日本の空港は概して 繋がらないようである.まあ,航空会社のラウンジに行けば繋がるのは 確かだが,帰りに到着した時にラウンジに寄るということはないので, フリーな環境がほしい.このあたり, やはり日本の環境は海外からみても 落ちるようである.成田空港の場合, 京成電鉄の主要駅では繋がるので, 「電車待ちの間の短い時間にICRRに繋いで」, なんてことも一応可能だ.

北京空港の場合,Free WiFiのパスワードのチケットを発行するという マシーンを見かけた.ラウンジの中にも置いてあった.しかし,これは 中国のマイナンバーがないとダメなようで,外国人には無縁の 代物である.ラウンジではパスワードを教えてくれるので 問題なく使える.一旦ラウンジを出た後どうか? 通常だと ダメなはずだが, 「再度の使用を登録なしでする」みたいなボタンを 押すと,無事接続されるようである. 女房を空港まで送って行った際など 二度ほどやったが,問題なかった.

文言からすると,最初はパスワードをどうにかして 手に入れないとダメという感じだが.はっきりしない. PCの場合は,「再度の使用を登録なしでする」 あたりのパネルがまともでなく,字などが見えない. が,ボタンを 適当にクリックすると,これも無事繋がった.


Previous Up Next